継手

明日は構造見学会。

せっかくなので、見学会の前に、「継手」というものをご紹介したい

と思います。

木材と木材を繋ぐ部分の事を「継手(つぎて)」と言い、日本では

様々な継手が発明されていきました。木材の強度を保ちながら、

木を継いでいく技術。

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この継手は追掛大栓(おっかけだいせん)。

最近だと機械加工の鎌継というものがほとんどかなと思いますが、

この追掛大栓は非常に強力に梁同士を連結します。

機械加工ができないので、大工さんが墨だしをし、手刻みで造って

います。

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現場で継ぎ、木の栓でとめていきます。

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家の一番大切な構造躯体。

地震にも年月にも負けないように。

明日の構造見学会の時には梁の継手にも注目してくださいね。

言葉で伝わらない事。

私たちのお手伝いしている家づくりは、商品化されたものではない分、

言葉だけで色々なことをお伝えするのは難しいものですね。

まして、口下手な私たちは初めてお会いする方に全てをなかなかお伝え

できない。

来週、再来週に迫った見学会では説明だけでは伝わらない、家づくりの

一番大切な所を感じて知っていただけるようにしたいと思っています。

完成してからでは確かめられない家のハード面を構造見学会で。

毎日の暮らしの空間づくりを完成見学会で。

ずっと住み続けるための家づくりだから、できるだけ五感で確かめておい

てほしい。

まだ少し空きがありますよ。ぜひお越しください。

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見学会のご案内。

以前お知らせした、今年のイベント予定には載っていませんでしたが、

お施主さんのご協力で見学会を行えることになりました。

完成見学会は豊田市。

構造見学会はあま市。

どちらも3月の下旬に行います。きっと春の陽気の中の見学会ですね。

ぜひご参加ください。

詳しくは下記をご覧ください。

3/22 あま市 構造見学会

3/29、30 豊田市 完成見学会

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真冬にテント。

真冬ですが、現場にテントを作ってきました。

キャンプをするわけではありません(笑)

先日からの雪と、凍結から基礎のコンクリートを守るためのテントです。

コンクリートは固まる前に凍ってしまっては強度に影響がでます。当然

ですが、雪が積もると水分が増してしまうのでこちらも避けなければ

いけないのです。

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今回は基礎の上に木で骨組みを作り、厚手のブルーシートでテントを

張ってきました。

テントの中にはヒーターを設置して凍結を防ぎます。

目には見えないコンクリートの「強度」。

まさに家の基礎となる工事。きっちりとした仕事をしたい部分です。

珈琲講座終了

「おいしい珈琲の淹れ方講座」開催しました。

初めての試みにちょっとドキドキしながらでしたが、Jikan ryokoさんの

素晴らしい説明、手ほどきのおかげで濃い講座となったと思います。

今回は初級編として、基本的な淹れ方を勉強した後、お手本を見せて

いただきました。

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左から、中煎りアメリカン、中煎り、深入り。

色の濃さがわかるでしょうか?

特に、左二つは淹れ方だけで見事に違うコーヒーができます。

その後は、皆さんに一度ドリップをしてもらいましたが、同じ豆からでも

驚くほどさまざまな味に仕上がりました。

濃い薄いだけでなく、コクや甘み、苦み、雑味など・・・

飲み比べるといかにおいしい珈琲を淹れることが難しいのか良く分かり

ました。

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同じ材料、同じ道具でも出来上がるものが違う。

建築の世界と同じ職人の世界だなと感じた一日でした。

参加いただいた皆様、協力いただいたJikan ryokoさん、本当にありがとう

ございました。

またやりましょうね!

錆び

以前ブログで紹介したサインボード。

できあがった時は黒々とした表情が鉄の硬さを「これでもか」と

主張していましたが、今ではすっかり優しい表情になりました。

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錆びさせることでこんなにも表情が変わる鉄。

無機質だった鉄がすごく有機的に見え、感動しました。

玄関出発です。

玄関ドアの枠が出発の時を待っていました。

工房で加工から組み立てまで完了し、トラックに積み込まれていま

した。傷がつかないように養生し、現場で待つ大工さんのもとへ届け

に行こうと思います。

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いよいよ取り付けられる玄関。玄関がつくと建物の表情がぐっと引き

締まってきます。

素敵な玄関になりそうで楽しみです。

ちょっと休憩

今日はパンとコーヒーで休憩です。

コーヒーはJikan ryokoさんで購入した、「今月のおすすめ」の

グァテマラ アカテナンゴ SHB。

パンはなんと、お客さんのお宅に伺った際にいただいた、奥さん

の手作り!

シナモンの香りのパンとにグァテマラがベストマッチでした。

ちょっと贅沢な休憩時間になりました。

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おいしくいただきました!ありがとうございます!

コテの音色

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左側に見える部分が片面塗の状態。

裏返し塗りと言い、竹の両面からしっかりと土をつけていきます。

両面塗ることでしっかりと厚みもつき、強度も上がります。

亀津建築では全ての壁を両面塗りで仕上げていきます。

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塗り手の土がなくなると、運び役がすっと新しい土を渡す。

現場には土をこするコテの音だけが静かに響きます。

物言わずとも、阿吽の呼吸で進む仕事。

ついこちらも沈黙して見入ってしまいました。

工房にて

工房ではカウンター材の加工が仕上がっていました。

今回の木材はタモとクリです。

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工房では大きな材料から切り出し、厚みなどを整え、現場に運びます。

床材とは少し違った表情のある木目が空間の彩りとなってくれそうです。